アジア大学ランキング

今回は、QSという会社のアジア大学ランキングをご紹介したいと思います。

http://www.topuniversities.com/

この会社は、THE(Times Higher Education)の世界大学ランキングにもデータ提供をしています。

そのQSが発表している2010年度のアジアの大学ランキングのトップ20がこちら。

http://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings


01.香港大学(香港)
02.香港科技大学(香港)
03.シンガポール国立大学シンガポール
04.香港中文大学(香港)
05.東京大学(日本)
06.ソウル大学(韓国)
07.大阪大学(日本)
08.京都大学(日本)
09.東北大学(日本)
10.名古屋大学(日本)
11.東京工業大学(日本)
12.北京大学(中国)
13.韓国科学技術院(韓国)
14.浦項工科大学校(韓国)
15.香港城市大学(韓国)
16.清華大学(中国)
17.九州大学(日本)
18.南洋理工大学シンガポール
19.延世大学校(韓国)
20.筑波大学(日本)


日本勢もなかなか健闘していますが、香港勢がえらい強いですね。

そして、(個人的には)予想に反して中国本土の大学が低い。


このランキングの算定には

学問領域の指標として、

A:Arts & Humanities
B:Engineering & Technology
C:Social Sciences & Management
D:Natural Sciences
E:Life Sciences & Medicine

の5つの分野における研究成果、


その他の指標として、

F:Academic Peer Review
G:Employer Review
H:Citations per Paper
I:Student to Faculty Ratio
J:International Faculty
K:International Students

の6つの指標が用いられています。

(指標の重みづけなどについては公開されていないようです。)


これらの上位20校について、これらの11の指標の順位をまとめたのがこちら。

国ごとに色分けしています。(香港と中国本土は分けてあります。)

特に気になるのは、5位の東京大学の学問領域における5冠ですね。

これを見ると東大が5位と言うのは低いんじゃないか、と思う気がします。


そこで、さらにこの図の中で、21位以下のセルを赤く塗ってみたのがこちら。
(大学トップ20をとっているので、21以下は「良くない」評価でしょう。)

こうしてみると、

1-4位のトップ大学と5位の東京大学の違い

日本の大学の弱点

香港の大学と中国本土の大学の違い


などがわかる気がしますね。

QSのランキングにおいては、国際性に大きなウェイトが置かれていることが感じられます。

それぞれの大学のプログラムについて、自分で調べてみるのも面白いと思います。

では。